【会社の元上司・M部長】【2年目】 突然ロン毛になった理由について聞いてみる(1/3)
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M部長の1年目のインタビューはこちら。
→「会社での出世について聞いてみる」
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コンプレックスのライブの話からはじまり、会社の仕事や出世のあれこれについて伺った元上司・M部長への1年目(2011)のインタビュー。あっという間に1年が経ち、2年目(2012)のインタビューです。
ということで私が関西に転勤になって半年ぐらい経った2012年8月のある日、新橋駅でM部長と待ち合わせると、さわやか短髪だったはずの部長はなぜか中途半端なロン毛で現れました。ひさびさの再会でテンションが上がったのと髪型への違和感で、今回のインタビューは新橋の飲み屋でひたすら飲みながらほぼロン毛へのつっこみで終わってしまった気がします!
(というわけで、またもや2年も寝かした記事をお届けします。すっかり熟成して発酵気味です…)
森:髪型変えたのはなにかきっかけがあったんですか?
M部長(以降、M):あー、だから、
森:イメチェン?
M:まず!これから俺は、髪の毛は、決して、増える方向にない!
森:笑。はい。
M:抜けるか白髪になるかどっちか!
森:はい。
M:って考えたときに、人生最後のロン毛に挑戦しようかなって思ったの。それがきっかけ。
森:人生最後のロン毛に!え、今までロン毛だった時期があるんですか。
M:あるある。10年ぐらい前はもっとすごい長かったよ。
森:えー、意外!でも短髪のが似合うって言われません?
M:…どうかなー。誰も何も言わない。
森:好みの問題かもしれないですけど。
M:ああ、そうだね。俺、(髪)短くしたときのほうがほめられるかもね。
森:うさんくさいですよ、Mさんのロン毛。(←大変失礼)
M:まあね、ちょっとチャラいよね。最初は「キムタクみたいにする」って言ったんだけど、
森:(美容師さんに)止められました?
M:「ちょっとやり過ぎじゃないの」って言われて、雑誌でサンプルを見せてもらって今の髪型に。これ、まだ伸ばしてる途中なんだけど。ちなみに次の髪型も決まってて、それ見せてあげる。(iPadでさらなるロン毛の写真を見せながら)これ、これで行くから。
森:攻めますねー。Wさん(←インタビューをさせてもらっている会社の先輩。デキル人で、Mさんの部下)が産休から復活したら絶対つっこみが入りますよ。
M:そういえばなんか、(産休中のWさんから)メール着たんだよ。「森さんのインタビュー記事を見ました。そしたら会社に行きたくなりました」みたいな。
森:へー!うれしいですね。
M:またさ、そのメール笑っちゃうんだよ!もう大爆笑だった、俺。「ひさびさにMのことを思い出しました。」って書いてあって。「さん」が抜けてて。
森:笑。
M:速攻で返事書いて、「なんだよ、呼び捨てかよ!」みたいなさ。そしたら「すみません、何度もチェックしたのにミスりました」みたいな(笑)。
森:業務からしばらく離れてるから(笑)って。
M:おもしろいんだよ。最初、すごい丁寧な文章で「ごぶさたしております、お元気ですか」って始まってるのに、いきなり呼び捨て(笑)。
森:Wさん、狙っているのかもしれない(笑)。
M:ちょっとさ、今日は何をテーマに話すんの?
森:今年は実は何にも決めてなくて。あまりに衝撃だったんで、もうとりあえず髪型の話題でいっかって今思ってたんですけど。Mさん、この1年で何か変わりました?
M:1年間で?それはちょっと2軒目で語ろうか。…1年で変わったかもね。
森:あっというまですね、1年。
2011年の夏~2012年の夏の1年で変わったことと言えば、2011年の12月にWさんが産休に入ったこと、2012年の1月に私が関西支店に異動になったこと、その後、拠点が点在していたMさんの部署のメンバーが本社のワンフロアにほぼ集結したこと、その他、人の入れ替えがこまごまあったことぐらいでしょうか。
M:いやー、俺ある意味ね、最近ちょっと病んでるかも。4月ぐらいからね、いろんな人に言われる。「Mさん、ちょっと病んでるかもしれない」って。
森:え、それは髪型…(がよくわからないことになっているから?)
M:笑。髪型の変化とともに。心境の変化があるからこれなんだろうね、うん。
森:はー。でも(業績の)数字的には絶好調なんじゃないですか。関西支店で端から見てるぶんにはですけど。
M:まあ、それは俺の経営手腕が…ってそんなんないんだけど(笑)。
森:笑。病んでるんですか?人知れず。
M:1年前はね、うちの部署はまだ拠点が点在してたんだよね。まあ、でも難しいねー。メンバーをごそっと本社に異動させてきたけど、人はかんたんに変わらないねー。
森:部署のメンバーが集結してどうなんですか?
M:俺は自分の目標をひとつクリアしたわけよ。僻地の閉ざされた職場でずっと同じお客さんと仕事してきた部署のメンバーを、本社に連れてくる。まあうちの本社も立地としては僻地だけど。
森:いちおう、東京23区内(笑)。もともと本社勤務のメンバーと異動メンバーがいますけど、部内で交流はけっこうあるんですか?
M:(さあて?という顔をしながら)まあ、みんな人に興味ないんだなと思うんだよ、見てて。わかんない。
森:ほう。
M:だから、「なんかおかしいな」って思いだしたのは本社のワンフロアに部署のメンバーが集結してからだよ。「なんかこの部はおかしいんじゃないか?」って思いだして。(業績の)数字はいいから誰も何も言ってこないけど。
森:(業績の)数字見てたら、完全にMさんの一人勝ちって感じですもんね。あ、そんな話すんなよって顔ですね。
M:そうなのかなー。
森:いろいろ実ってきてるんじゃないですか。
M:まあ…少しずつね、少しずつだけど、進歩はしてると思うよ。
森:髪の毛も少しずつ伸びて。
M:髪の毛も伸びて。数字をあげられる人たちが揃ってるっちゃあ揃ってるんだよね。でも「みんな本当に楽しいのかなぁ」とか「うちの部でよかったなぁとか思ってんのかなぁ」って。いや、たとえばね、森さんも知ってるような昔から一緒に仕事してたメンバーとはふつうに話すんだけど、それ以外の人たちはなんかこうほら…
森:殿!みたいな感じなんですか?
M:なんつーのかな、打ち解けないね。だから「俺、裸の王様なんじゃないか」ってときどき思うよね。
森:あれだけ数字を上げてたらそれはないんじゃないですか。
M:いや、なんだろ、その、人間的な部分でね。人間関係のおかしな感じがね、ずーっと違和感があって。俺も本社に来る前は僻地勤務だったんだけど、そこにいたころさ、すごい浮いてたの。
森:言ってはりましたね。部下とはわりと距離が(あった)って。
M:「この人たちとは仲良くできない」と思って、だから本社に来たんだよね。嫌で。で、その当時の印象があるんだと思う。当時からもう話もしなかったし。過去にそういう人間関係ができてる人たちがばーっと部下として再び来て、本社に集結して。
森:「変わったって言ってもね、あの人」みたいな。
M:…。1年越しで変わったことと言えば、自信が少しなくなったってことかな。
森:え?Mさんの(自信が)?
M:もうね、負のオーラにやられてる感じ。去年は「負のオーラなんかもうぶっつぶす!」ぐらいの気持ちでいたけど、負のオーラを払拭できない自分がいて、勢いだけじゃだめだってのを思い知らされることが何度もあって。
森:この1年で。
M:うん。どうしたらいいんだろう?って。若手ばっかだったらがんがん突っ走るけど、うちの部署のメンバーってみんなある程度年齢がいってて、俺より年上の人も少なくないし、負のオーラ社員が多いじゃん。
森:負のオーラ社員(笑)。
M:ワレ関せず社員、ぶら下がり社員、そんな人が多いからさ。俺が言ったことが響かないんだよね、たぶん。「なるほどね!」っていう人と、「何言ってんのばかじゃない?」っていう人と両極端に分かれてほしいんだけど、真ん中の人たちがあまりにも多過ぎるんだよね。
森:「あ、そう」って。
M:「あ、そう。で? 僕は年金もらって生きていきますけど、何か?」みたいな。本社に連れ出してきたけど、みんないい年だからさ、変わらないんだよね。
森:「変わるのもしんどいわー」って。
M:俺の話はいいんだけど、関西はどうなの?楽しい話しよう!
と、いきなりM部長の最近の悩みに体当たりしてはぐらかされてしまったところで、その2へと続きます。
M部長の1年目のインタビューはこちら。
→「会社での出世について聞いてみる」
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コンプレックスのライブの話からはじまり、会社の仕事や出世のあれこれについて伺った元上司・M部長への1年目(2011)のインタビュー。あっという間に1年が経ち、2年目(2012)のインタビューです。
ということで私が関西に転勤になって半年ぐらい経った2012年8月のある日、新橋駅でM部長と待ち合わせると、さわやか短髪だったはずの部長はなぜか中途半端なロン毛で現れました。ひさびさの再会でテンションが上がったのと髪型への違和感で、今回のインタビューは新橋の飲み屋でひたすら飲みながらほぼロン毛へのつっこみで終わってしまった気がします!
(というわけで、またもや2年も寝かした記事をお届けします。すっかり熟成して発酵気味です…)
森:髪型変えたのはなにかきっかけがあったんですか?
M部長(以降、M):あー、だから、
森:イメチェン?
M:まず!これから俺は、髪の毛は、決して、増える方向にない!
森:笑。はい。
M:抜けるか白髪になるかどっちか!
森:はい。
M:って考えたときに、人生最後のロン毛に挑戦しようかなって思ったの。それがきっかけ。
森:人生最後のロン毛に!え、今までロン毛だった時期があるんですか。
M:あるある。10年ぐらい前はもっとすごい長かったよ。
森:えー、意外!でも短髪のが似合うって言われません?
M:…どうかなー。誰も何も言わない。
森:好みの問題かもしれないですけど。
M:ああ、そうだね。俺、(髪)短くしたときのほうがほめられるかもね。
森:うさんくさいですよ、Mさんのロン毛。(←大変失礼)
M:まあね、ちょっとチャラいよね。最初は「キムタクみたいにする」って言ったんだけど、
森:(美容師さんに)止められました?
M:「ちょっとやり過ぎじゃないの」って言われて、雑誌でサンプルを見せてもらって今の髪型に。これ、まだ伸ばしてる途中なんだけど。ちなみに次の髪型も決まってて、それ見せてあげる。(iPadでさらなるロン毛の写真を見せながら)これ、これで行くから。
森:攻めますねー。Wさん(←インタビューをさせてもらっている会社の先輩。デキル人で、Mさんの部下)が産休から復活したら絶対つっこみが入りますよ。
M:そういえばなんか、(産休中のWさんから)メール着たんだよ。「森さんのインタビュー記事を見ました。そしたら会社に行きたくなりました」みたいな。
森:へー!うれしいですね。
M:またさ、そのメール笑っちゃうんだよ!もう大爆笑だった、俺。「ひさびさにMのことを思い出しました。」って書いてあって。「さん」が抜けてて。
森:笑。
M:速攻で返事書いて、「なんだよ、呼び捨てかよ!」みたいなさ。そしたら「すみません、何度もチェックしたのにミスりました」みたいな(笑)。
森:業務からしばらく離れてるから(笑)って。
M:おもしろいんだよ。最初、すごい丁寧な文章で「ごぶさたしております、お元気ですか」って始まってるのに、いきなり呼び捨て(笑)。
森:Wさん、狙っているのかもしれない(笑)。
M:ちょっとさ、今日は何をテーマに話すんの?
森:今年は実は何にも決めてなくて。あまりに衝撃だったんで、もうとりあえず髪型の話題でいっかって今思ってたんですけど。Mさん、この1年で何か変わりました?
M:1年間で?それはちょっと2軒目で語ろうか。…1年で変わったかもね。
森:あっというまですね、1年。
2011年の夏~2012年の夏の1年で変わったことと言えば、2011年の12月にWさんが産休に入ったこと、2012年の1月に私が関西支店に異動になったこと、その後、拠点が点在していたMさんの部署のメンバーが本社のワンフロアにほぼ集結したこと、その他、人の入れ替えがこまごまあったことぐらいでしょうか。
M:いやー、俺ある意味ね、最近ちょっと病んでるかも。4月ぐらいからね、いろんな人に言われる。「Mさん、ちょっと病んでるかもしれない」って。
森:え、それは髪型…(がよくわからないことになっているから?)
M:笑。髪型の変化とともに。心境の変化があるからこれなんだろうね、うん。
森:はー。でも(業績の)数字的には絶好調なんじゃないですか。関西支店で端から見てるぶんにはですけど。
M:まあ、それは俺の経営手腕が…ってそんなんないんだけど(笑)。
森:笑。病んでるんですか?人知れず。
M:1年前はね、うちの部署はまだ拠点が点在してたんだよね。まあ、でも難しいねー。メンバーをごそっと本社に異動させてきたけど、人はかんたんに変わらないねー。
森:部署のメンバーが集結してどうなんですか?
M:俺は自分の目標をひとつクリアしたわけよ。僻地の閉ざされた職場でずっと同じお客さんと仕事してきた部署のメンバーを、本社に連れてくる。まあうちの本社も立地としては僻地だけど。
森:いちおう、東京23区内(笑)。もともと本社勤務のメンバーと異動メンバーがいますけど、部内で交流はけっこうあるんですか?
M:(さあて?という顔をしながら)まあ、みんな人に興味ないんだなと思うんだよ、見てて。わかんない。
森:ほう。
M:だから、「なんかおかしいな」って思いだしたのは本社のワンフロアに部署のメンバーが集結してからだよ。「なんかこの部はおかしいんじゃないか?」って思いだして。(業績の)数字はいいから誰も何も言ってこないけど。
森:(業績の)数字見てたら、完全にMさんの一人勝ちって感じですもんね。あ、そんな話すんなよって顔ですね。
M:そうなのかなー。
森:いろいろ実ってきてるんじゃないですか。
M:まあ…少しずつね、少しずつだけど、進歩はしてると思うよ。
森:髪の毛も少しずつ伸びて。
M:髪の毛も伸びて。数字をあげられる人たちが揃ってるっちゃあ揃ってるんだよね。でも「みんな本当に楽しいのかなぁ」とか「うちの部でよかったなぁとか思ってんのかなぁ」って。いや、たとえばね、森さんも知ってるような昔から一緒に仕事してたメンバーとはふつうに話すんだけど、それ以外の人たちはなんかこうほら…
森:殿!みたいな感じなんですか?
M:なんつーのかな、打ち解けないね。だから「俺、裸の王様なんじゃないか」ってときどき思うよね。
森:あれだけ数字を上げてたらそれはないんじゃないですか。
M:いや、なんだろ、その、人間的な部分でね。人間関係のおかしな感じがね、ずーっと違和感があって。俺も本社に来る前は僻地勤務だったんだけど、そこにいたころさ、すごい浮いてたの。
森:言ってはりましたね。部下とはわりと距離が(あった)って。
M:「この人たちとは仲良くできない」と思って、だから本社に来たんだよね。嫌で。で、その当時の印象があるんだと思う。当時からもう話もしなかったし。過去にそういう人間関係ができてる人たちがばーっと部下として再び来て、本社に集結して。
森:「変わったって言ってもね、あの人」みたいな。
M:…。1年越しで変わったことと言えば、自信が少しなくなったってことかな。
森:え?Mさんの(自信が)?
M:もうね、負のオーラにやられてる感じ。去年は「負のオーラなんかもうぶっつぶす!」ぐらいの気持ちでいたけど、負のオーラを払拭できない自分がいて、勢いだけじゃだめだってのを思い知らされることが何度もあって。
森:この1年で。
M:うん。どうしたらいいんだろう?って。若手ばっかだったらがんがん突っ走るけど、うちの部署のメンバーってみんなある程度年齢がいってて、俺より年上の人も少なくないし、負のオーラ社員が多いじゃん。
森:負のオーラ社員(笑)。
M:ワレ関せず社員、ぶら下がり社員、そんな人が多いからさ。俺が言ったことが響かないんだよね、たぶん。「なるほどね!」っていう人と、「何言ってんのばかじゃない?」っていう人と両極端に分かれてほしいんだけど、真ん中の人たちがあまりにも多過ぎるんだよね。
森:「あ、そう」って。
M:「あ、そう。で? 僕は年金もらって生きていきますけど、何か?」みたいな。本社に連れ出してきたけど、みんないい年だからさ、変わらないんだよね。
森:「変わるのもしんどいわー」って。
M:俺の話はいいんだけど、関西はどうなの?楽しい話しよう!
と、いきなりM部長の最近の悩みに体当たりしてはぐらかされてしまったところで、その2へと続きます。
by moriko_2011
| 2014-08-18 07:11
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