趣味の、長期ゆるゆるインタビュー企画です。 


by moriko_2011

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【部活の友人・ナオミ 】【1年目】 理系女子に「研究職」について聞いてみる(1/3)

小学校6年生のときに、器械体操を習い始めました。その体操教室で出会ったのが、後に同じ高校の体操部で、一緒に身体を張った練習の日々を過ごすことになるナオミです。体操教室で見た彼女の第一印象は「白くて元気だなー」でした(色白&もち肌!)。

同じ高校で同じ部活でしたが、彼女は理系クラス、私は文系クラスだったのでその後の進路はまったく別々。彼女は名古屋にある大学の工学部に進み、学士・修士を経て某メーカー系列の研究所に就職しました。主には体操教室と高校の部活でしか接点がなかったので、知らない面がいろいろあると思いますが、わたしの印象だと「けっこう身体を張る」「変なところで謙虚」「何か持ってる」女子です。

進むところはてんでバラバラなものの、なんだかんだでゆるく交遊が続いているナオミに、7月のとある日、やたらにテンションの高い店員さんのいるインドカレーのお店でカレーをもぐもぐ食べながら三河弁まじりに理系女子の仕事について聞いてみました。
(このインタビューをしたのは2012年7月です。またもやひどい寝かしっぷり!)


森:けっこうみんな愛知にいるんだね。

ナオミ(以下ナ):うちの高校の人は、なんかな。

森:大学の友達もけっこう残ってる?

ナ:大学は…いや、優秀な子はやっぱ遠くいった。私、特に理系だったからさ、地方とかにいっちゃう子が多くて。

森:そういうもんなの?

ナ:工場とか。

森:あー。工場とか研究所ってけっこう地方にあるもんなの?

ナ:(地方に)あるある。

森:ナオミが勤めてるのは研究所だっけ?職場は何人ぐらい?

ナ:うん、研究所。部署で言ったら15人ぐらい。

森:女の人はいる?

ナ:女の人いっぱいいるよ。パートさんとか派遣さんも多いし。

森:研究所って男性が多いイメージだったよ!職場環境はどう?

ナ:オーバー50のおじちゃんに囲まれて、昔話とかを聞きつつ勉強してる感じ。

森:笑。今、何年目だっけ?

ナ:3年目。

森:じゃあそろそろ独り立ちって感じ?

ナ:独り立ちかなー?でも研究ってやっぱ積み重ねだから。年重ねてないとやっぱ対応できてなくて。新人あんま入んないしさ、まだまだ若手。

森:後輩は入ってきた?

ナ:同じ部署には入ってないんだけどさ、となりの研究室に東大のドクター(博士)卒が入ってきたんだって。

森:へー。

ナ:これ、もうやってらんないでしょ。

森:スペック高くてやりにくい(笑)? ドクター卒だと年齢いくつ?

ナ:27歳とか28歳かな。

森:ナオミは大学院出てんだっけ?

ナ:そう、私はマスター(修士)卒。

森:うん。

ナ:やばいよ。

森:なんで(笑)?

ナ:だって頭いいもん!東大ドクター卒。

森:東大ドクター卒は女性?男性?

ナ:男性。

森:すごい美女とかじゃなくてよかったね。

ナ:間違いないね、それ。間違いない。(後輩が東大ドクター卒ですごい美女だったら)「私、何も持ってない」ってなる。人生やり直さんといかん。

森:そんなことはない(笑)! 仕事とか研究はチームでするの?

ナ:今メインでやってるのは完全に個人プレー。本当はチームでやったり、本体の会社と共同研究とかなんだけど、今は「できるかわかんないけどやってみて」みたいな研究を一人でやってる。

森:そういう研究って、「あなたはこういう研究して」って割り当てられるの?

ナ:うん。(各自の)得意不得意を組み合わせて。

森:それってさ、研究内容のもともとのテーマはどこからやってくるの?研究所発信でやるの?

ナ:そういう(研究所発信)のもある。(外部から)「5年後のこの製品にこういうものをのせたい」っていうニーズがあって研究依頼がくるやつもあるし、「うちの研究所でこんなことができるからもっとすごくしてみよう!」みたいな感じで(研究を)やってくこともあるし、どっちもやる。

森:ナオミは今どっちやってんの?

ナ:今は外から依頼がきたほうに対応してるんだけど。でも、なんか新人を育てたいみたいで、うちの研究所発信で新しい発明みたいなのをしたいってことで、こないだテーマを与えられたの。そのテーマを(後輩の)東大ドクター卒の男の子と一緒にやってって言われて、

森:笑。

ナ:(後輩の子に)「どうします?」みたいな。

森: 「(見通しがたってるようだったら)ついて行きましょうか?」って(笑)。

ナ:そうそう。

森:ぐいぐいひっぱってってよ、ナオミ先輩。

ナ:私のが先輩だけど、(相手は東大ドクター卒だから)「どんな感じですかね?」みたいな。

森:探り合いだ(笑)。研究は何個か同時進行って感じなの?

ナ:2~3個。その代わり、他の会社より納期については追われてない。とりあえず半年でどれぐらい進むかなーって。様子見なところもあるし。

森:今の仕事って、他の製品分野でも知識を活かせる感じ?

ナ:うん。だから転職する人もいるよ。

森:素材系だっけ?

ナ:うん。

森:私、大学は半分理系な感じだったけど、もともとは文系だから、理系の世界って未知の世界。研究職とか特に未知の世界。

ナ:でもね、あんまりかっこよくないよ。

森:笑。なんで?

ナ:今日もさ、大学の(文系の)同期とかとグループチャットしてたの。一人は編集者で、一人はコンサルで、一人は某大手服飾会社とかで働いてて。もうなんかさ、みんな使ってる言葉がかっこいいんだよね!

森:なに?やたらにカタカナ用語?

ナ:そう。文系の子ってかっこいいんだよね。で、みんな働いてるの東京だから「丸の内集合ね!」みたいな。

森:丸の内OLだ。

ナ:「丸の内集合…ほーう」みたいな。名古屋にも実は丸の内あるけどね!

森:名古屋駅の近くにね。

ナ:(文系の子は東京でバリバリかっこいい感じで働いてて)そういう意味では憧れる。

森:どうなんだろうね。理系のが手に職な感じがするけどね。

ナ:でも、クリエイティブとは思われてない。

森:えー。研究職のがこう変態的な、

ナ:変態的でしょ?

森:うん。変態的なクリエイティブだと思う(笑)。 ←注:褒め言葉です。

ナ:なんか昨日もさ、後輩の東大ドクター卒の男の子とさ、パソコン並べてさ。(研究も)まずは調査から始めるから。

森:うん。こういう事例がある、とか。

ナ:ネットしながら「なんかアイデアないっすかね」って。あんまかっこよくなくない?

森:笑。

ナ:なんかね、もっとかっこいい感じで研究やりたいんっすよ。

森:新しい分野に取り組んでるって時点で十分かっこいいと思うけどな(笑)。そういう研究者発信の研究テーマってさ、どういうところから見つけてくるの?

ナ:考えるんだよね。

森:普段、素材を見ていて「これ、こんなんできるんちゃう?」みたいな感じ?

ナ:本当に頭がいい人はたぶんそうやってできる。

森:ほう。

ナ:でも、私が修士論文で書いた内容は普通の実験を失敗したのがきっかけ。「あ、この失敗したもの新しいな」ってことが分かって、「よかった、これで修士論文書ける!」って。

森:へー!修士論文はどんな内容だったの?って、私が聞いて理解できるかわかんないけど。

ナ:材料なんだけど。新しい発光…新しい色とか光のメカニズムで発色する材料(について書いた)。 

森:ほーう。失敗から生まれた新しい発見だ。

ナ:なんか、こう、ドラマチックに言うとね。

森:笑。いいやん。

ナ:修論発表のときも、「これは当研究室でたまたま発見し…」ってドラマチックに言ってみた(笑)。

森:そういう発見って偶然の産物もけっこう多そうだよね。

ナ:でも本当はやっぱさ、こうかなって自分で考えた仮説があって、それをもとに見つけたいじゃん。

森:理想としては。

ナ:頭いい人って、たぶんそうだよ。

森:そうか。ふだん素材というか物を見る目も違うの?「これは何の素材でできとるわ」とか思う?

ナ:思うよ。私、本体の会社の製品、あんま好きじゃなかったっていうか興味無かったんだけど。

森:え、めっちゃ詳しいじゃん。

ナ:詳しくなってきた。本体の会社の会議とか出て、やっと詳しくなってきた。

森:へー。もとから好きなのかと思ってた。今の研究所は研究内容とかが合ってそうだから入ったの?

ナ:…なんだろ。私が就活してたときのイメージだけど、開発職にいっちゃうとそれはそれできついんだって。たぶん。開発職っていつまでにこれやんなきゃいけないみたいなのがあるから。研究職も期限はあるけど、できるかわかんないからこの一年でがんばってみようっていう感じだし、ある程度自分のアイデアを盛り込んで考えられるってのもあって、研究所に行きたかったの。で、一番、なんだろ、…家から近いところ(笑)。って(その志望理由)高校のときと一緒じゃん!

森:立地は重要だよ(笑)。

ナ:某有名研究所とかは受かんないしさ、それはもう縁だよね。

森:将来的に転職考えたりする?今んとこはないか。

ナ:今はないね。この会社でなにか成し遂げないと。「クビになったらまずいな」みたいなそんなレベルですよ。


ちなみに会計上の話だと、「研究」と「開発」はこんな風に定義されていました。
------
【研究】新しい知識の発見を目的とした計画的な調査および探究
【開発】新しい製品・サービス・生産方法についての計画もしくは設計または既存の製品等を著しく改良するための計画もしくは設計として、研究の成果その他の知識を具体化すること
------
(ソース:http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/pdf/01138-003671.pdf

なるほどー!研究職と開発職の区別があることすら認識していなかったです…と思ったところで、その2へと続きます。
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by moriko_2011 | 2013-09-01 23:50 | 07_部活の友人・ナオミ

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