趣味の、長期ゆるゆるインタビュー企画です。 


by moriko_2011

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【大学の友人・公務員の近ちゃん】【1年目】 創作意欲はどこへ行く?新婚の公務員男子に聞いてみる(1/3)

大変ご無沙汰しています。とってもひさびさの更新になってしまいました。

このブログを読んでくださっている方はおそらくほぼご存知かと思いますが、わたしは「ヒポポタマス」というチームでゆるいクレイアニメーションをつくっています。プライベートな活動ですが、そちらでのお仕事や、上映会(ヒポポタマスのヒポ・キネマ2013)の準備に追われ、さらにプライベートなこのインタビュー企画にはすっかり手が回らない日々でした(わたしのキャパがもう少し広かったらいいのでしょうけど!)。インタビューさせていただいたみなさま、ずいぶんとタイムラグがあってゴメンナサイ。必ず書き起こしますので、少し(?)お待ちください。

と、言い訳が長くなりましたが(次回は言い訳を書かないようにしたい)、今回のインタビューイは、ゆるゆるクレイアニメーション集団「ヒポポタマス」のメンバー・近ちゃんです。

ヒポポタマスは、わたしが大学3回生のときに「この人のつくるもん、すごく好きだなー」と思った友人5人を誘って、ほぼ勢いだけで結成しました(※現在、主に作品制作に参加しているメンバーはわたしを含め3人ですが、残りのメンバーもサポートで作業してくれたり、なんとなく気にかけてくれたりと、幸せなことに今もまだゆるゆると活動を続けられています。近ちゃんは「残りのメンバー」の1人です)。

というわけで、わたしは近ちゃんのつくるものがすごく好きで、ヒポポタマスのサイトではこんな風に紹介しています。「~映像専攻、東京藝術大学大学院修士課程に進むも、あれこれあって手堅い社会人。センスはあるが野望がない、サブカル&音楽好き男子。変な柄物の服がよく似合います」。一言で表すと、彼はわたしのなかの「(愛すべき)ダメ男子代表」です。

独特のセンスで生き、独身を謳歌しそうだった近ちゃんは、地元に戻って公務員になり、就職してしばらくして長年遠距離恋愛を続けていた彼女と結婚しました。近ちゃんの結婚式から数ヶ月後に開かれた大学の友人の結婚パーティーに行く前、三条のカフェで、創作意欲についてゆるい感じで語ってもらいました。
(このインタビューをしたのは2011年11月です。ひどい寝かしっぷり!猛省!)


近ちゃん(以下近):これ、インタビュー始めますって言って始めるん?

森:いや、全然。

近:しれーっと(始める)?

森:しれーっと始めて、普通に雑談して、しれーっと終わる感じ。

近:笑。そうなん。

森:私、近ちゃんに聞くことを迷ってて。

近:撮り直しでもいいよ。

森:いやー、一年に一回だから。撮り直しはないない。

近:二度目はないんじゃ?

森:二度目はない。(来年の)二回目はあるけど。

森:近ちゃんは自分の話をあまりしないイメージがある。

近:そうね、そうです。

森:…そういえば、転職活動はどうなったの?

近:落ちた。

森:おお。でも、そこだけ?受けてたの。

近:うーんとね。そこだけ。(受けようかなって)考えたり、(エントリーシートを)出したりしたやつもあったんじゃけど、ここだ!(ここで働きたい!)ってなったのはそこだけで。一週間ぐらい前に落ちたのかな。不採用の連絡がきて。

森:うんうん。

近:僕もう、想定では来年の4月から(そこで)働いとるイメージでおったんよ。

森:笑。面接とか行ったの?

近:行ってない。だから(面接にすら行けなかったっていう)それも驚きで。けっこういいエントリーシートができたと思っとったんよね。けど落ちて。びっくりして。ちょっと心を入れ替えようと思って。

森:心を(笑)。中途だとまた違うもんね。即戦力だから実績がないとだよね。

近:だよね。

森:なんかつくったりしてる?最近。

近:してない!

森:言い切った(笑)。

近:笑。

森:いつぐらいからしてないの?

近:いつぐらいからしてないんじゃろ。もうけっこう前じゃと思うよ。

森:作品つくってたのは、(東京)藝大の院にいた時代まで?

近:2010年は確実にしてないじゃろ。2011年が終わろうとしとるじゃろ。2009年までやな。

森:最後の作品をつくったのが2009年。

近:ボールに乗って転ぶっていうやつ。

森:ああー!

近:あれ、たぶん最後(の作品)。観たっけ?

森:観た観た。

近:あれね…

近ちゃんはわたしと同じ学部でグラフィックデザインや映像制作を学んだ後、東京藝術大学大学院のメディア映像専攻の修士課程に進みました。わたしも当時は東京で働いていたので、年次成果発表会などの際に彼の作品を観に行っていましたが、2年目の途中で近ちゃんは院を辞め、地元に戻って就職しました。

森:何かを「つくりたい」ってのはないの?

近:なんかね、(何かをつくるって)何しよったっけ?って感じ。今。

森:えー!

近:今思い返すと、(何かをつくるとき)何をどうやって何しよったっけ?みたいな。…あ!(自分の)結婚式の招待状つくったよ!

森:近ちゃん!笑。あれ(結婚式の招待状)はよかったよ。なんか近ちゃんらしくて。

近:あれぐらいしかしてないなー。うーん。…「つくりたい」か。

森:「つくりたい」も、今はもうない感じ?

近:そうだね、たぶん…よくわからんのんよね、もう僕は。写真をやるのか、映像がしたいのか、他のなんかWEBをしたいのか、何をやりたいのかがよくわからん。

森:うーん、映像も写真もWEBも手段だもんね。「こういうのがつくりたい」というのとはまた違うのかな?とちょっと思った。

近:うん。

森:逆にどの手段を使うかはなんでもいいっていうか。こういうものをつくりたいというか形にしたくて、それにはどれを使うのがよいかしら?という感じではないの?近ちゃんはそういうもんでもない?

近:…そういうもんではあんまりないような気がする。僕、今まで。
  …(自分は)思いっきり課題型の人間な気がする。

森:うん。

近:写真で(何か)やれって言われたら、写真だったら(題材は)こんなんがいいな、というか。

森:手段が決まれば題材を選べる。で、別に特にぐっとくる手段は決まりきらずみたいな感じなん?

近:たぶん作業として一番好きなのは映像。撮るのも好きだし、編集するのも好きだし。だから映像制作の会社を受けたんやけど。

森:一時やってた写真と映像だったら映像?

近:…うーん。両方好き。好きで、でもなんでまだ映像のほうがやれる気がするかっていうと、

森:やれる気がするって(笑)。

近:笑。写真はわかってなさすぎる。(写真の)奥深い世界をわかってない。

森:光がどうとか。

近:そうそう。フィルムがどうこうとか、プリントがどうこうとか、どの機材がどうこうとか。それがわかってなくて。でも映像ってどっかそういうの関係ないみたいなとこあるやん。携帯で撮ったやつでも、かっこよければ、おもしろければいい、みたいな。それでかな。じゃから映像のほうが好き。ん?好き?

森:疑問形になった(笑)。ドキュメンタリーとか撮る感じ?でもなくて、映像だったらなんでも。

近:…かな。……うーん。…なんかな、今、言われとるところがな、ちょっとこう自覚のある超痛いところというか。

森:笑。何が?

近:「具体的に何がしたいですか?」みたいなところを聞かれるがん?(就職活動の)面接とかでも。そういうときにやっぱちょっと弱い。「絶対何年かかってもこれがしたいんです!」みたいなものが、ない。じゃけん、「コレ」がしたいからこの手段やこの作風を選ぶ、の「コレ」の部分が(自分には)そんなにない。

森:うーん。まあそれはわたしも大してないけどな。

近:え、そうなん?

森:うん。ないけど、ずっとヒポポタマスの活動と会社の仕事をやってて、自分はなんとなくこういうことがしたいのかなってのは、こないだ転職活動をしたときに思った。

近:へえーどんなことがしたいの?

森:(近ちゃんへのインタビューなのに)逆に聞かれてんだけど(笑)。

近:いやいや、もう関係ない。

森:ええ!関係はあるんだけどさ。…わたしは、その辺にいそうな人が日常生活を楽しむきっかけとなるものをつくりたい。それは別に、強制的に「楽しみましょう!」みたいなものじゃなくて、「ちょっと視点を変えてみたら、こう考えてみたら、おもしろくない?」ぐらいのもの。ヒポ作品の題材にもしたけど、電車のなかでおばちゃんが並んでたとかそういうの。そういうのってクスッて自分のなかだけでおもしろかったりするけど、それを作品にして形に落とし込んでみせていくと、(日常生活を楽しむ)きっかけとかまでにはならなくても、なんとなくおもしろいと思ってもらえたりするのかな、と(思って制作してる)。

近:ふーん。

森:そう、なんかね。社会的にどうこうしたいです!とか、ちゃんとした志みたいなものは残念ながらまったくなくて、「なんともない日常でも、こうやって考えたりしたらちょっとおもしろいかもよ」ってのがなんとなく伝わるようなものをつくりたいなって感じ。

近:しっかりしとるな!

森:そんなことはないよ(笑)。だから、キーワードは「日常生活」と「視点を変える」とかになるのかなーここ最近は。

近:僕だって転職活動のキーワードがあれやもん、「好きになれそうな仕事」っていう(笑)。

森:笑。でも(仕事を)好きになれるかなれないかは重要だよ!

近:今のとこでも別にそんなに(そこでの仕事が)絶対いやとかはないけど、もうちょっとこう、(働くなら)文化の薫りがするところに行きたいっていうのがある。

森:うん。

近:文化の薫りって言ったらおかしいな。…(転職活動でこないだ)落ちたところっていうのが、ちょうどもう、まさにこれ、求めとる人材は僕でしょ!とか思っとったんよ。地域のイベントみたいなのもつくるし、地域密着の番組もつくるし、美術の展覧会みたいなのもつくるみたいな(会社)。どこ(の部署)行っても僕でしょ!って思っとって、どこの部署になったとしても絶対楽しんでいけるという自負があったので、4月からの妄想をしてたんじゃけど。

森:笑。妄想。

近:なんていうんじゃろな、もりこさんのやつは、(外に対して)こうしたいっていうけっこう具体的なキーワードが出てくるけど、僕はもっと自分本位なところが。自分が楽しくやれる環境にいたいっていうか。

森:うん。…なんでそこを自分が楽しいと思うかとかをずっと考えていくと何かに行き当たるんじゃないかな。そうでもないのかしら。

近:そうかも。

森:ただ楽しいとかただ単に好きとか、まあそういうただ直感的なことももちろんあるんだろうけど、好きとか楽しいとか思う理由をじっくり考えていくのもよいのかなと思う。


と、わたしがずいぶんえらそうなことを言ったところで、近ちゃんが楽しいと思うものについてもやっと語り始めるその2へと続きます。
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by moriko_2011 | 2013-03-15 23:57 | 05_大学の友人・近ちゃん

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